【Made】香港の農業産品でお惣菜【in Hong Kong】
唐突ながら、香港というところは農産地域ではありません。食料自給率は1%程度で、スーパーマーケットや食料品店、コンビニ、どこでも輸入食料品を容易く発見できます。
とは言え、香港の北西部の元朗(Yuen Long)などでは、香港が成り立つ前から農業を営みながら住んでいる客家(Hakka)の子孫の人々が先祖代々の土地で葉野菜、根菜、スイカ、落花生、とうもろこしなどを作り続けています。
また、養蜂や畜産農家も多くはありませんが、
香港市内のマーケットに香港産食料品を供給しています。
そこで今週末のテーマは全て香港産の材料でお惣菜を作ってみよう、と決めました。
今晚嘅菜單
蒜香花生芽炒豬碎(ピーナッツもやしとポーク挽肉のガーリックハニーソテー)、椰絲烘磨菇拌椰菜仔西芹(マッシュルームの塩ココナツ焼きと芽キャベツ、セロリの塩味ロースト)、紅頭菜水蜜桃沙律(ローストしたビートルートと桃のサラダ)、茄子玉翠瓜蕃茄湯(茄子ズッキーニトマトのスープ)、雑穀炊込飯(ジャスミン米、燕麦、もち麦、キヌアの炊き込みご飯)、洛神花茶(ハイビスカスのお茶)
全部香港産品、と意気込みましたが、お塩やお米、油、シュレッドココナツなどは日本やマレーシア産です。
日本のように、お料理の材料が全て自国製品で賄えるというのはすごいことだとしみじみ思います。
では今日の主菜、蒜香花生芽炒豬碎の覚え書き。
材料:
ピーナッツもやし 1パック
香港特産です
挽肉 1パック 約160g
香港産です
ニンニク ひとかけ
油 大さじ一杯程度
☆ オイスターソース 大さじ一杯
これも香港産
☆蜂蜜 大さじ一杯
香港産
蜂と戯れるおじさんの養蜂園は香港の北側の粉嶺(Fang Ling)にあります
☆お醤油 大さじ半分くらい
香港産
☆黒酢 大さじ半分くらい
香港産
☆印の調味料は合わせておく
作り方:
1)ニンニクひとかけは薄切り、もやしはヒゲ根をとり食べやすい長さに切っておく
2)鍋に油を熱しニンニクを投入
香りが出てきたら挽肉を入れ火が通るまで炒める
2)挽肉に火が通ったところで☆印の合わせ調味料を加える
水分が少なくなるまで加熱する
3) 水分が少なくなったらもやしを投入
よく混ぜ合わせて1-2分加熱を続行
4) 火を止め蓋をして余熱で蒸らす
5) 出来上がり
*☆の調味料に辣椒油大さじ一杯を加えると麻婆もやしになります
*もやしはピーナッツに限らず普通のもやしでも大丈夫です
*もやしを入れるタイミングは必ず最後、加熱は短期決戦で
おまけその1
副菜、椰絲烘磨菇拌椰菜仔西芹の覚え書き
材料:
マッシュルーム 1パック
これも実は香港産なのですよ
塩 適量
シュレッドココナツ 大さじ2-3杯
マレーシア産でしたわ…
作り方:
1)マッシュルームは四つ割り
2) ポリ袋に塩、シュレッドココナツ、マッシュルームを入れ、よく馴染ませる
3) 天板にアルミホイルを敷き、2)を広げてオリーブ油(分量外)を回しかけ、180度のオーブンで25分程度焼く
おまけその2
今日のデザート
抹茶ではありません。
アボカドのアイスクリーム
材料はアボカド小4個、ココナツクリーム200cc、蜂蜜大さじ4、レモン汁半個ぶん
作り方は8月30日の記事の桃のアイスクリームと同じです。
今日も美味しくご飯を頂けて良い日曜日でした。香港農産物は、有機無農薬栽培にこだわる農家の方々が多いので美味しいです。
私の住まいの近くには、香港産無農薬農産物を販売している八百屋さんがあり重宝しています。
アロエは一株丸ごと陳列されています。
次回はアロエに挑戦の予定です。
(つづく)
【即席煮飯】紅薯粉絲【ほぼところてん】
今週も毎日暑かった。
毎朝、八百屋さんちのオダリスク嬢は液状化したかのように伸びきっていた。
ちなみに今朝は、ひんやりしたタイル床の上でくつろいでいらっしゃった。
私はと言えば、実はずっと空調の効いた屋内にいたのだけど、夕飯メニューが手抜きモードの1週間だった。やはり暑かったからだ。ということにする。
でも今日は金曜日なので、少しは気合を入れてみた!つもりが相変わらずダレてます。
今晚嘅菜單
走辣紅薯粉(辛くない味付けのサツマイモの麺)、合歓花茶(合歓の花のお茶)
紅薯粉はサツマイモからできた麺です。棒状だったり、鳥の巣みたいであったり、と形状はいろいろありますが、私が街市で買ったものは毛糸のような形にまとめてあります。
では今日のメニューの材料。
(一人前)
紅薯粉 1玉
生抽(お醤油) 大さじ一杯
鎮江黑醋 (黒酢) 大さじ一杯
塩 ティースプーン 半分くらい
お砂糖または蜂蜜 ティースプーン 半分くらい
お好みの野菜、お肉などトッピング
そして
落花生(重要❗️) 好きなだけ
私の大好きな山東省の大粒ピーナッツ
作り方:
1) 紅薯粉を水に入れ最低10分以上ふやかす
2) 鍋に湯を沸かし紅薯粉を煮る
3)どんぶりにお醤油、黒酢、お塩、お砂糖を合わせておく
*本来はお醤油や黒酢と同量の辣椒油(辣油)を加えますが私は辛いものが苦手なので省略
*出来上がりはトコロテンのたれを彷彿させる味です
4)茹で上がった麺と茹で汁適量をどんぶりに入れてよく混ぜる
5)お好みの具と落花生をトッピングして出来上がり
*スープに辣油を加えトッピングにザーサイとピーナッツとパクチーを乗せれば、四川料理の重慶酸辣粉になります
というわけで今週も美味しく夕飯を頂いてめでたくお開きとなりました。
明日はデザートづくりに挑戦します。
(つづく)
西藏の固形蜂蜜を入手してポタラ宮のトリビアにたどり着く
先週の金曜日の朝、勤務先オフィス近くの涼茶(漢方茶)店で西藏産固形蜂蜜を発見、迷わず購入してしまった。
チベットの蜂蜜というと、蜂蜜採りの名人が足場の悪い断崖絶壁によじ登り大きな蜂の巣から辛抱強く採取する貴重品、という勝手なイメージが私の中にあるので、絶対美味しいはずだ!と妙な確信を持ったのだ。
チベットの蜂蜜は、ポタラ宮の外壁の塗装にも使われているという話を思い出した。そこでポタラ宮についてもっと知りたくなり、Google先生に質問したら、トリビアに辿り着いたのでメモをつけてみる。
1. ポタラ宮より高い建物を建築してはならない
2.ポタラ宮はAD637に当時のチベット王妃のために建てられた。
3. 9世紀初めにチベット王国が衰退しポタラ宮は800年以上放置されていた。
4. 1642年に第5代ダライラマがポタラ宮を再建、以来300年以上にわたり、10人のダライラマの住まいであった。
5. ポタラ宮は白い建物(チベット政府事務所、ダライラマの住まい)と赤い建物(お寺のお堂)から成る。
6.ポタラ宮には8人のダライラマのミイラを納めた仏塔が安置されている。
7.第五代ダライラマのミイラを納めた仏塔は高さ14.81m、3700kgの金と18000個以上の宝石で飾られている。(ツタンカーメンさん、負けたかも)
8. 1日にポタラ宮を参拝できるのは2300人まで。
9. 毎年チベット暦9月22日はポタラ宮外装リニューアルの日。(ここで蜂蜜登場)
10. ポタラ宮の壁の厚さは最大5mもある。
トリビアを確かめるには実際に現地に行くのが一番だけど、今しばらくはGoogle Earthで現地訪問の予行演習の時間が続きそう。
まあ、それも迷子防止になるだろうということで良しとしよう。
端午節祝日で暇なのでドラゴンボートの謂れを調べて図解してみる
今日は旧暦端午節、去年まではドラゴンボート競技イベントが行われ粽を食する日でもあったけど、昨今の諸事情により今年はボート競技省略。寂しいなあ。
日本の端午の節句は子どもの健やかな成長を祝い願う日だけれど、もともとは紀元前3世紀楚の国の政治家屈原へのtributeが始まりだそうだ。
来年はドラゴンボート競技が開催されますように。