辛いもの苦手な人が口水雞(よだれ鶏)を作る
私は常々辛いインドカレーやキムチ、そして四川料理を思う存分食べてみたいと思っています。
しかし、辛いものを食べるとしゃっくり星人になってしまうという何の役に立つのか不明な特技のおかげでその憧れは夢のままです。
辛ラーメンを作って食べた時は、予想通り発生したしゃっくりのせいで麺が気道に入り、しゃっくりと咳が止まらぬアクシデントで失意のうちに完食をリタイアした苦い経験もあります。
前置きが長くなりましたが、今日の夕飯は辛くない口水鷄(よだれ鶏)**を作ることにしました。
注)
**超簡略版、です。
材料: 2人分
鶏肉 平日バージョンなので胸肉 大きめ一枚
(一人で鶏胸肉一枚消費できる場合は
もちろん二枚でどうぞ)
*祝祭日バージョンは皮つき鶏もも肉、
あるいは鶏半隻(鶏半羽)で作ります。作り方実況はまた今度。
しょうが 5cm くらい
長ネギの緑のところ 15cmくらい x 2
八角(スターアニス) 2個
丁子(クローブ) 2-3本
調味料:
豆板醤 大さじ 一杯 (胸肉二枚なら二杯)
芝麻醬 (ごまのペースト) 大さじ 半分 (胸肉二枚なら一杯)
鎮江醋(黒酢)大さじ半分(胸肉二枚なら一杯)
蜂蜜またはメープルシロップまたはアガヴェシロップ 小さじ一杯 (胸肉二枚なら二杯)
作り方:
1) しょうがは薄切り、長ネギは半分の長さに切っておく
2)鍋に鶏肉の厚さの三倍程度の湯を沸かし、沸騰したら、しょうが、長ネギ、八角、丁子、鶏肉を投入してすぐ火を止め、鍋に蓋をして35-40分くらいおく。(肉の厚みによる)
*私は茹で汁を捨てないでスープや湯麺に転用します。
3) 調味料を作る。
豆板醤、芝麻醬、鎮江醋、蜂蜜(またはメープルシロップやアガヴェシロップ)を合わせ、ダマがなくなるまでよく混ぜる。
よく混ざると、出来上がりの形状は、日本料理の田楽に添える味噌のような感じです。
*混ぜるときに小型泡立て器のようなものがあると便利ですが、スプーンやフォークでも大丈夫です。
*毎度ながら、各種調味料はお好みで加減してください。
*芝麻醬の代わりにピーナッツバターで作るのも美味しいです。
4) 鶏肉を食べやすい大きさに切り、3)のソース、彩りに香菜(パクチー)や白胡麻を添えました。
他のメニュー:
唐菜仔黃椒拌生抽(小さい青梗菜のお浸しに黄色いピーマンと日本の醤油にあたる生抽をかけたもの)
薑白蔥清湯(鶏胸肉の茹で汁としょうが、ネギのスープ)
燕麦白飯
洛神花(ハイビスカス)茶
四川料理のよだれ鶏というよりは蒸し鶏ソース添えですが、お腹が空いてよだれが出そうな時に作る鶏肉料理ということであしからず。